江戸っ子気質のカリカチュア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 00:29 UTC 版)
「強情灸」の記事における「江戸っ子気質のカリカチュア」の解説
この噺の枕(冒頭)に、必ずといって良いほど登場するのが次の小噺。 銭湯に行き、熱湯に入った男が強情を張り 「あー、ぬるい、トホホホ、あんまりぬるいんで気が遠くなっちゃった」 「うん、ぬるくて、足に湯が食いつくね」 「ぬるいってのに、あー、なんだ、こっちを向くな。動くんじゃねえっ」 そこへお爺さんがドボン。 「湯をかき回すなよ、温いんだから……」 多少オーバーになっているとはいえ、この話は「江戸っ子気質」というものを的確に表しているようだ。実利主義の大阪人にとって、こんな馬鹿馬鹿しい我慢比べは「狂気の沙汰」以外の何物にも映らないだろう。上方を元としながら、原版と全く違った話になってしまったのは、やはり「武士は喰わねど高楊枝」の町ならではのことなのかもしれない。
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