永田大士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 23:57 UTC 版)
基本情報 | |
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階級 | スーパーライト級 |
身長 | 175cm |
リーチ | 177cm |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 1990年1月12日(35歳) |
出身地 | 宮崎県児湯郡川南町 |
スタイル | 左ボクサー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 27 |
勝ち | 21 |
KO勝ち | 7 |
敗け | 4 |
引き分け | 2 |
永田 大士(ながた だいし、1990年1月12日 - )は、日本のプロボクサー。宮崎県児湯郡川南町出身[1]。第42代日本スーパーライト級王者。第43代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者。元WBOアジア太平洋スーパーライト級王者。三迫ボクシングジム所属。
人物
日章学園高校卒業後[2]、自衛隊に入隊[3]、陸上自衛隊朝霞駐屯地自衛隊体育学校(ボクシング班)転属、2012年、全日本社会人ボクシング大会で優勝[4]。2012年陸上自衛隊練馬駐屯地転属後、2014年3月自衛隊退職、2014年8月プロデビュー。
来歴
その後2018年10月11日に後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者内藤律樹とOPBF東洋太平洋同級タイトルマッチを行うも、12回1-2(113-114×2、114-113)判定負けでOPBF王座獲得に失敗[6][7]。
そして2019年10月21日に後楽園ホールで日本スーパーライト級1位のアオキクリスチャーノとチャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦を行い、8回3-0(77-75×2、79-73)判定勝ちで日本王座への挑戦権を獲得した[8]。
2020年7月16日、後楽園ホールで日本・WBOアジア太平洋スーパーライト級王者の井上浩樹と日本同級タイトルマッチを行い、7回2分17秒負傷TKO勝ちを収め、王座を獲得した。これにより、三迫ジムは同時期に6人の日本王者を抱えることになった[9]。
2020年12月10日、後楽園ホールで元日本ライト級・WBOアジア太平洋スーパーライト級王者で日本同級2位の近藤明広と日本同級タイトルマッチを行い、7回1-0(67-66、67-67×2)の負傷判定で引き分けとなるも初防衛に成功した[10]。
2021年6月10日、後楽園ホールで日本スーパーライト級5位の鈴木雅弘と日本同級タイトルマッチを行うも、10回2分9秒TKO負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[11]。
2022年12月5日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の近藤明広とOPBF東洋太平洋同級タイトルマッチで2年ぶりに再戦、12回3-0(114-113、115-112×2)の判定勝ちで王座を獲得した。
2024年2月22日、後楽園ホールでWBOアジア太平洋スーパーライト級王者の井上浩樹とOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋同級王座統一戦で再戦し、12回2-0(114-114、115-113、116-112)の判定勝ちでOPBF王座の初防衛とWBOアジアパシフィック王座の獲得に成功、アジア王座統一を果たした。
2024年6月7日、韓国・ソウルで元韓国スーパーウェルター級王者ならびにWBOアジア太平洋スーパーライト級3位の金容旭とWBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行い、12回3-0(118-109×2、114-113)の判定勝ちでWBOアジア太平洋王座初防衛に成功した[12]。
2025年2月11日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級9位ならびにWBOアジアパシフィック同級15位の星大翔とOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行い、8回36秒TKO勝ちを収めOPBF王座とWBOアジアパシフィック王座の2度目の防衛に成功した。
2025年6月10日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級14位ならびにWBOアジアパシフィック同級11位の金周栄とOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行うも、12回1-2(115-113、113-115×2)の判定負けを喫しOPBF王座とWBOアジアパシフィック王座の3度目の防衛に失敗、王座から陥落したと同時に日本同級王者の李健太との3冠王座統一戦も事実上の消滅となった[13]。
獲得タイトル
- アマチュア
- 平成24年度全日本社会人選手権大会ライトウエルター級 優勝
- プロ
戦績
- アマチュアボクシング - 62戦41勝21敗(11KO)
- プロボクシング - 27戦 21勝(7KO) 4敗 2分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2014年8月2日 | △ | 6R | 判定1-0 | 井上岳志(ワールドS) | ![]() |
プロデビュー戦 |
2 | 2014年11月25日 | ☆ | 6R | 判定2-1 | ジェフリー・アリエンザ | ![]() |
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3 | 2015年2月9日 | ☆ | 3R | TKO | 宮城伶次(島袋) | ![]() |
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4 | 2015年6月30日 | ☆ | 1R | KO | 松坂拓哉(石神井S) | ![]() |
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5 | 2015年9月29日 | ☆ | 5R | 判定3-0 | 飯塚稔(E&Jカシアス) | ![]() |
2015年度B級トーナメントスーパーライト級決勝 |
6 | 2015年12月7日 | ☆ | 8R | TKO | 鈴木義行(マナベ) | ![]() |
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7 | 2016年2月11日 | ☆ | 6R | 判定2-0 | 遠藤健太郎(大橋) | ![]() |
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8 | 2016年6月9日 | ☆ | 8R | TKO | 松山和樹(山上) | ![]() |
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9 | 2016年11月15日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | クウエ・ピーター(大橋) | ![]() |
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10 | 2017年4月21日 | ★ | 7R 1:42 | TKO | デスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地) | ![]() |
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11 | 2017年11月28日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 龍仁祖 | ![]() |
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12 | 2018年3月23日 | ☆ | 5R 1:01 | 負傷判定3-0 | 稲垣孝(フラッシュ赤羽) | ![]() |
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13 | 2018年7月12日 | ☆ | 5R 1:37 | TKO | ジミー・ボルボン | ![]() |
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14 | 2018年10月11日 | ★ | 12R | 判定1-2 | 内藤律樹(E&Jカシアス) | ![]() |
OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ |
15 | 2019年4月11日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 塚田祐介(角海老宝石 | ![]() |
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16 | 2019年7月26日 | ☆ | 8R | 判定2-0 | 鄭珉浩 | ![]() |
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17 | 2019年10月21日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石) | ![]() |
2019年度日本スーパーライト級最強挑戦者決定戦 |
18 | 2020年7月16日 | ☆ | 7R 2:17 | TKO | 井上浩樹(大橋) | ![]() |
日本スーパーライト級タイトルマッチ |
19 | 2020年12月10日 | △ | 7R 1:14 | 負傷判定0-1 | 近藤明広(一力) | ![]() |
日本王座防衛1 |
20 | 2021年6月10日 | ★ | 10R 2:09 | TKO | 鈴木雅弘(角海老宝石) | ![]() |
日本王座陥落 |
21 | 2022年5月30日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 近藤哲哉(横田S) | ![]() |
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22 | 2022年12月5日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 近藤明広(一力) | ![]() |
OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ |
23 | 2023年10月10日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 金鎮秀 | ![]() |
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24 | 2024年2月22日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | 井上浩樹(大橋) | ![]() |
OPBF・WBOアジア太平洋スーパーライト級王座統一戦 OPBF防衛1・WBOアジア太平洋獲得 |
25 | 2024年6月7日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 金容旭 | ![]() |
WBOアジアパシフィック防衛1 |
26 | 2025年2月11日 | ☆ | 8R 0:36 | TKO | 星大翔(DANGAN) | ![]() |
OPBF防衛2・WBOアジア太平洋防衛2 |
27 | 2025年6月10日 | ★ | 12R | 判定1-2 | 金周栄 | ![]() |
OPBF・WBOアジア太平洋陥落 |
テンプレート |
脚注
- ^ 故郷【川南町】 永田大士〜寝ても覚めても良い夢みよう〜 2014年11月12日
- ^ インタビュー ボクシングモバイル 2019年9月29日
- ^ 永田、初タイトル戦「ガンガン攻める」11日に王者・内藤と激突/BOX サンスポ 2018年10月10日
- ^ 黒木佳菜さん(日章学園高校2年)が全日本女子ボクシング選手権バンタム級で準優勝しました 学校法人日章学園 2012年12月25日
- ^ 2014年8月試合結果 日本ボクシングコミッション
- ^ 内藤律樹が2-1勝ち 永田に大苦戦し薄氷防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月11日
- ^ 内藤律樹辛くも2度目防衛「ただつながっただけ」 日刊スポーツ 2018年10月11日
- ^ ヘビー級の藤本京太郎「世界あきらめない」1年ぶりV永田大士が日本S・ライト級挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年10月21日
- ^ 再開興行で波乱! 井上浩樹が日本王座陥落 殊勲の永田大士 7回負傷TKOでタイトル奪取 Boxing News(ボクシングニュース)2020年7月16日
- ^ 負傷ドローでV1 無念の近藤明広 日本2階級制覇ならず
- ^ 鈴木雅弘が6戦目で日本S・ライト級王者 永田大士に10回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月10日
- ^ S・ライト級2冠王者の永田大士 韓国でWBO-AP王座初防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース)2024年6月8日
- ^ 【ボクシング】アジア2冠王者の永田大士、キム・ジュヨンに1-2の判定負けで3度目の防衛に失敗 日本王者の李健太との3冠王座統一戦消滅 サンケイスポーツ 2025年6月10日
関連項目
外部リンク
前王者 井上浩樹 |
第42代日本スーパーライト級王者 2020年7月16日 - 2021年6月10日 |
次王者 鈴木雅弘 |
前王者 近藤明広 |
第43代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者 2022年12月5日 - 2025年6月10日 |
次王者 金周栄 |
前王者 井上浩樹 |
WBOアジア太平洋スーパーライト級王者 2024年2月22日 - 2025年6月10日 |
次王者 金周栄 |
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