水酸化ユウロピウム(II)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > 水酸化ユウロピウム(II)の意味・解説 

水酸化ユウロピウム(II)


水酸化ユウロピウム(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 06:42 UTC 版)

水酸化ユウロピウム(II)
識別情報
CAS登録番号 12020-56-3 
PubChem 101288893
ChemSpider 24769659
特性
化学式 Eu(OH)2
外観 淡黄色[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

水酸化ユウロピウム(II)(Europium(II) hydroxide)は、化学式Eu(OH)2無機化合物である。二水和物Eu(OH)2·H2Oとしても存在しうる。

合成

金属ユウロピウムと10 mol/Lの水酸化ナトリウム溶液の反応で一水和物が得られる[1]

塩化ユウロピウム(III)を原料として、ジョーンズ還元器で水酸化ナトリウムと反応させて合成するとした文献もある[2]

性質

結晶直方晶系で、格子定数は、a=6.701 ± 0.002, b=6.197 ± 0.002, c=3.652 ± 0.001 Aである[1]熱分解して、酸化ユウロピウム(II)となる。また、空気中で容易に酸化して水酸化ユウロピウム(III)となる[3]

出典

  1. ^ a b c H. Baernighausen. Lattice constants and space group of the isotypic compounds Eu(OH)2.H2O, Sr(OH)2.H2O, and Ba(OH)2.H2O. Zeitschrift fuer Anorganische und Allgemeine Chemie, 1966. 342 (5-6): 233-239. ISSN 0044-2313.
  2. ^ Garton, G.; Hukin, D. A. Studies of some europium(II) compounds. Proc. Conf. Rare Earth Res., 3rd, Clearwater, Florida, 1964. (1963) 3-10.
  3. ^ 无机化学丛书 第七卷 钪 稀土元素. 科学出版社. pp 202, 204-205


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  水酸化ユウロピウム(II)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「水酸化ユウロピウム(II)」の関連用語

水酸化ユウロピウム(II)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



水酸化ユウロピウム(II)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの水酸化ユウロピウム(II) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS