水田雑草としてのルフィポゴン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 03:00 UTC 版)
「オリザ・ルフィポゴン」の記事における「水田雑草としてのルフィポゴン」の解説
ルフィポゴンは、イネの圃場の中にしばしば混入して生育する。多くの種子をつけないルフィポゴンが混入するとコメの収量が落ちる上、種子が赤いため見栄えも悪い上に渋みがあるため商品価値も落ちることとなる。さらに脱粒しやすいため、圃場の中に種子が落ちて翌年も同じ圃場で芽を出すこととなる。連作障害が皆無に等しく輪栽式農業を行う必要のないイネの長所がルフィポゴンの繁茂を文字通り助長することとなった。 日本では伝統的に苗代を用いるため、田植えしたイネと自然発芽したルフィポゴンが混じり合うことはほとんどない。しかしアメリカやブラジルなどでは、省力化のため圃場に種子を直播するため、ルフィポゴンの混入は激しく農家の頭を悩ませている。もともと同一種であるため、農薬などによりルフィポゴンのみを駆除することも困難である。苗代を用いていた韓国でも近年省力化のため直播が増えているため、ルフィポゴンの混入が問題になりつつある。
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