比田井小琴とは? わかりやすく解説

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比田井小琴

読み方ひだい しょうきん

書家。東京生。比田井天来の妻。阪正臣師事し天来嫁いでからはその指導によって和漢法帖類の臨書努めた温雅なうちにも滋味のある作風で、かな書道教授にも当たり、多く門人輩出した昭和23年1948)歿、64才。

比田井小琴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 23:33 UTC 版)

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比田井 小琴(ひだい しょうきん、1885年明治18年)6月3日 - 1948年昭和23年)5月3日)は、日本の書家比田井天来の妻。小琴で本名、元子。旧姓、田中。

大正から昭和初期にかけて、かな書道の最高指導者として活躍した。息子に、現代書道家の比田井南谷がいる。

略歴

1885年、東京市日本橋区(現在の東京都中央区日本橋)に生まれる。1900年、15歳で書道を志してかなを学び、翌年に天来と結婚した後は法帖の臨書に努めた。1910年頃から鎌倉高等女学校(現在の鎌倉女学院中学校・高等学校)の習字科教授となり、1923年まで在職した。1933年には文部省の嘱託により教科書「高等小學書方手本女子用」を執筆した。

また、天来が創立した書学院(現在の天来書院)においても教授部の運営などを担当し、太平洋戦争終結後、同院が一時期活動停止になった際には再興に尽力した。

1948年、62歳で没した。

天来と結婚前に阪正臣の内弟子であった時期がある。

関連項目

脚注

参考文献

  • 奥山錦洞『日本書道史』藤森書店、1982年(清教社、1943年の覆刻版)



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