歴代のアルバ王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 09:22 UTC 版)
アスカニオス亡き後のアルバ王にはアスカニオスの弟であるシルウィウスが就いた。シルウィウスはアイネイアース亡き後、アスカニオスの暗殺を恐れ、森に隠れていた。アスカニオスの死後、王位に就いたシルウィウスは29年間統治をした。アスカニオスの子、ユルスは後のユリウス氏族につながるとされている。その後、アエネーイス・シルウィウス(統治期間31年)、ラティヌス・シルウィウス(統治期間51年)、アルバ・シルウィウス(統治期間39年)、アテス、カペス(統治期間26年)、カペートゥス(統治期間13年)、ティベリヌス・シルウィウス(統治期間8年)と続く。ティベリヌスはアルブラ川を渡ろうとして川に流され、亡くなったことからティベレ川という伝承がある。その後、アグリッパ・シルウィウス(統治期間41年)、アルディウス(神通力を持って圧政を行ったが、雷に打たれて亡くなった)、アヴェンティヌス(統治期間37年)と続いた。アヴェンティヌスの名はアヴェンティーノの丘として残っている。また、アヴェンティヌスはアクロタに王位を譲られたという説もある。その後、プロカが23年間統治した後、ヌミトルに王位を継がせたが、アムーリウスが王位を簒奪した。アムーリウスはヌミトルの息子を殺し、ヌミトルの娘のレア・シルウィアをウェスタの処女に任命し、自身の権力基盤を固めていった。
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