正しい構造と甘味の度合い決定の過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/04 14:56 UTC 版)
「オスラジン」の記事における「正しい構造と甘味の度合い決定の過程」の解説
発見当初、研究者の私信を基にオスラジンはスクロースの3000倍甘い超甘味配糖体とされていたが、発表された構造式に一部不明な点を残していた。このことから、1993年に徳島文理大学の西沢麦夫らが初めて全合成を試みたところ、従来オスラジンとされていた構造の物質は甘みを持たなかった。 そのため、オオエゾデンダの地下茎から抽出したものを元に改めてオスラジンの構造を決定したところ、従来のオスラジンの構造式は側鎖の立体配置が間違っていたことが判明。結局、合成された「正しい」オスラジンはスクロースの500倍の甘みを持つことが判明した。
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