楊廣とは? わかりやすく解説

楊廣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 14:10 UTC 版)

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楊 広(よう こう、? - 32年)は、中国代から後漢時代初期にかけての武将。春卿涼州隴西郡上邽県の人。

姓名 楊広
時代 代 - 後漢時代
生没年 生年不詳 - 32年
字・別号 春卿(字)
本貫・出身地等 涼州隴西郡上邽県
職官 右将軍〔隗囂〕 
爵位・号等 -
陣営・所属等 隗囂
家族・一族 〔不詳〕

事跡

隴右[1]に割拠した新末後漢初の群雄の一人の隗囂の配下である。

更始帝(劉玄)が即位し、王莽が敗北したと聞いて、成紀(天水郡)の豪族の隗崔(隗囂の叔父)・隗義(隗囂の兄)が挙兵しようとすると、楊広は冀県(天水郡)の周宗と共にこれに呼応し、鎮戎の大尹(新制における天水郡の太守)を討ち取っている。その後、隗囂が上将軍として頭領に推戴されると楊広も配下に加わり、漢復元年(23年)7月に隗囂が郡国に発した漢朝復興の檄においても、楊広は右将軍として名を列ねた。

その後、隗囂は更始帝の招請に応じて長安入りしているが、結局対立して帰還している。建武2年(26年)、長安を支配していた赤眉軍が隴県(天水郡)に向かって進軍してくると、楊広は隗囂の命令を受けて迎撃し、烏枝(安定郡)・涇陽(左馮翊池陽県など)の間まで追撃して赤眉軍を大いに破った。

その後も、楊広は隗囂の腹心の一人としてその統治を補佐している。建武7年(31年)、隗囂が公孫述の傘下となり、朔寧王に封じられて漢に叛いたため、楊広もこれに追従した。この際に、旧交があった馬援から漢への帰順を促す手紙を受け取っているが、楊広はこれに応じなかった。

建武8年(32年)になると、隗囂軍は政軍両面で次々と漢軍に切り崩され窮地に陥る。楊広は、隗囂とその妻子を守りつつ西城(隴西郡)に立て籠もったが、漢の呉漢岑彭の軍に包囲されてしまう。そして、包囲から1カ月余りして、楊広は死去した。死因は不明である。

脚注

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  1. ^ 中国の北西部で、隴山の西部(南面して隴山の右手側にあるので隴右)。隴西県・隴西郡はあるが、隴右県や(宋代のわずかな例を除いて)隴右郡は無いように、通称である。

参考文献

  • 後漢書』列伝3隗囂伝
  • 同列伝14馬援伝

楊広

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/07/27 01:00 UTC 版)

楊広楊廣、よう こう)


楊広(よう こう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 14:42 UTC 版)

風よ、万里を翔けよ」の記事における「楊広(よう こう)」の解説

隋朝2代皇帝当初たぶんに気分屋ではあるものの有能な統治者として描かれていたが、次第国政無関心になる。

※この「楊広(よう こう)」の解説は、「風よ、万里を翔けよ」の解説の一部です。
「楊広(よう こう)」を含む「風よ、万里を翔けよ」の記事については、「風よ、万里を翔けよ」の概要を参照ください。

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