松本太郎 (漫画家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 松本太郎 (漫画家)の意味・解説 

松本太郎 (漫画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 19:43 UTC 版)

松本 太郎(まつもと たろう、1968年11月10日-2016年12月10日[1])は、日本牧師漫画家シンガーソングライター東京都練馬区生まれ。漫画家の松本次郎は弟。

来歴

実家はルター派教会九州学院高等学校ルーテル学院大学日本ルーテル神学校卒業。高校時代は美術大学への進学・音楽活動による芸能界進出の希望もあったが、熱心なクリスチャンでもあり、高校の先生の勧めをきっかけに神学校に入学。在学中はバンドを組んでライブハウスで演奏もしていた。大学卒業後、按手日本福音ルーテル教会で受け、京都教会の牧師になった。その後、松山教会に転任して勤める傍ら、1992年に『シーソー』で講談社ちばてつや賞準大賞を受賞し、漫画家として週刊モーニングからデビュー。牧師と並行して漫画家として活動した。2014年から日本基督教団出版局礼拝と音楽(雑誌)でカット画を連載[2]

2016年12月10日三重県松阪市の自宅で死亡しているのが発見された[3]。享年52歳。

人物

単行本『ストレイキャット』の巻末インタヴューや、自身のブログ等で性同一性障碍の中核群であることを公表している。

松本は、自身は性同一性障碍ではないかと思い出した当初、「女装」を試みた際には、「はっきり言って気持ち悪かった。かえって、体が女性でないのが、すごく嫌だという自意識が非常に濃厚になった。」と思ったと明かしている。その後にホルモン治療のおかげで女性の格好をすることへ違和感は緩和されたと述べている[4]

2001年以降から毎年HIV啓発イベント「NLGR」の同性結婚式が行われており[5]、その希望者を受けつけている[6]2007年6月3日に名古屋中区の池田公園で行われた、元大阪府議会議員の尾辻かな子と木村真紀(村木真紀[7]のカップルの間で毎年恒例のNLGRによる同性結婚[8][9]で司式を務めた。2008年も池田公園で開催される「NLGR」(「Nagoya Lesbian & Gay Revolution」で同性結婚式の司式を担当している[10]

作品リスト

  • ストレイキャット
  • グレートワン
  • LOVE PLANET
  • 流星少女
  • ノブナガール

脚注

  1. ^ キリスト新聞「Kirishin」2016年12月14日のツイートより。
  2. ^ No.162(2014年7月発行)よりNo.172(2017年1月発行)まで掲載。連載「礼拝とシンボル」の連載第1回目から第11回目の挿絵として。
  3. ^ ご報告 がー助君の日記 2016年12月17日付
  4. ^ qpqp1999. “女装デビュー”. 牧師・漫画家・シンガーソングライターの松本太郎のブログ. 2023年2月15日閲覧。
  5. ^ 6/3 NLGR+ ブース出展&同性結婚式”. 特定非営利活動法人PROUD LIFE. 2023年2月15日閲覧。
  6. ^ qpqp1999. “ライヴ情報”. 牧師・漫画家・シンガーソングライターの松本太郎のブログ. 2023年2月15日閲覧。
  7. ^ 第25回 定時株主総会”. テイクアンドギヴ・ニーズ. 2023年7月27日閲覧。
  8. ^ http://www.tokyowrestling.com/blog/2007/06/post_1.html
  9. ^ 結婚式を挙げてきました”. 尾辻かな子活動日記. 尾辻かな子. 2023年2月15日閲覧。
  10. ^ qpqp1999. “同性結婚式”. 牧師・漫画家・シンガーソングライターの松本太郎のブログ. 2023年2月15日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  松本太郎 (漫画家)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「松本太郎 (漫画家)」の関連用語

松本太郎 (漫画家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



松本太郎 (漫画家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの松本太郎 (漫画家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS