東欧の衛星国を引き留める装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:32 UTC 版)
「衛星国」の記事における「東欧の衛星国を引き留める装置」の解説
ソ連が衛星国に対して求心力を強めるために 経済的な分野では経済相互援助会議(コメコン) 安全保障の分野ではワルシャワ条約機構 があった。 ただし西側の「マーシャル・プラン」と比較しても「コメコン」が機能したとはとても言えず、またワルシャワ条約機構は対外的な安全保障の枠組みというよりも、チェコ事件等に見られるように、衛星国から抜け出そうとする身内の加盟国に対しての暴力装置としての面が強かった。 この他にも、ソ連は東欧の中で数少ない産油国であったため、エネルギー分野でもこれらの国の運命を握っていた。ただし同じく産油国であったルーマニアはこの限りではなく早々と衛星国の枠組みから抜けてしまった。
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