東京交通局8900形電車とは? わかりやすく解説

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東京交通局8900形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/09 09:41 UTC 版)

東京都交通局8800形電車
8901号車、8902号車と都電荒川線マスコットキャラクター「とあらん」
(2015年10月18日 / 荒川電車営業所
営業最高速度 40 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度 4.5 km/h/s(常用最大)
5.0 km/h/s(非常)
車両定員 62名
(座席定員:20名)
全長 13,000 mm
全幅 2,200 mm
全高 3,800 mm
軌間 1,372 mm
電気方式 直流600V
架空電車線方式
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 60kW×2=120kW
駆動装置 WNドライブ
制御装置 IGBT-VVVFインバータ制御東洋電機製造製)
台車 FS91-C
制動方式 回生発電併用電気指令式電磁直通ブレーキ(応荷重制御付き)
製造メーカー アルナ車両

東京都交通局8900形電車(とうきょうとこうつうきょく8800がたでんしゃ)は、東京都交通局路面電車車両2015年平成27年)9月18日に営業運転を開始した。

概要

都電荒川線で使用されている7000形8両置き換え用として、8両導入することが発表された。 2009年平成21年)にデビューした8800形を基本にしつつも、「人にやさしい」を設計コンセプトに客室内や運転台の見直しが行われた。 外観デザインについては、直線を基調としたすっきりしたデザインとし、運転台脇の視界を広くすることで、安全性の向上を図っている。正面は平面ガラスを使用し、排障器も7000形を踏襲している。塗色は8800形を元に客窓下に横帯、ドア部分に縦帯を追加している。

車内の座席はバラの模様が入った青色のもので都電荒川線のマスコットキャラクター「とあらん」がデザインされている[1]、8800形と同様に優先席とロングシートを点対称に配置したものであるが、手すり部分の降車用押しボタンの増設設置されたほか、優先席や袖仕切りの小型化で通路幅が75mm拡大されている。 床材は8800形の大理石を意識したものから御影石を意識したものに変更された。そのほか手すりの形状や色、降車用押しボタンが8800形のものから変更された。広告吊りは7000形の廃車発生品を再利用している。 また環境への配慮として、都電荒川線車両初のLED式車内照明が採用された。

最初に落成した8901・8902(オレンジ)の2両は2015年9月18日にデビュー記念ヘッドマークを装着して営業運転開始した。その後、同年10月18日に荒川電車営業所で開催された「荒川線の日」記念イベントでは2両が撮影会展示車両や臨時電車の運転に充当された。なお8901・8902の導入に伴い7000形7007が同年5月31日に、7026が同年6月28日に、7013・7025が同年9月17日に営業運転を終了した。

今後、2015年度に8903・8904(ブルー)、8905・8906(ローズレッド)、2016年度に8907・8908(イエロー)が登場し7000形を4両置き換える予定である。

出典

  1. ^ 日暮里・舎人ライナー及び都電荒川線に新型車両を導入します”. 東京都交通局 (2014年9月22日). 2015年11月9日閲覧。



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