本庄サーキット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 05:56 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2019年9月)
|
概要 | |
---|---|
所在地 | 埼玉県 本庄市 児玉町高柳883 |
座標 | 北緯36度10分16.03秒 東経139度6分33.01秒 / 北緯36.1711194度 東経139.1091694度 |
オーナー | 代表取締役 高野健太 |
運営会社 | 有限会社セーフティパーク本庄 |
営業期間 | 2005年 - |
コース長 | 1,112m |
コーナー数 | 11 |
ラップレコード | 38.521秒 (2020年2月) 塚田隆光 BNR32 (4輪Sタイヤ) |
本庄サーキット(ほんじょうサーキット)は、埼玉県本庄市にあるミニサーキットである。有限会社セーフティパーク本庄が運営に当たっている。2020年7月から2022年末までの旧称はGOLDEX 本庄モーターパーク。
概要
2005年4月29日オープン[1][2]。採掘場跡を利用して建設された。全長1112mとコース長は短いが、都心からのアクセスが良いことから、首都圏におけるモータースポーツの一拠点となっている。
ミニサーキットであるために大きなイベントの開催はなく、軽自動車やレーシングカートによって争われる耐久レースや、オートバイのスプリントレースやタイムアタック大会、ジムカーナの練習会・大会などが主に開催されている。かつてはD1グランプリの下位カテゴリーであるD1ストリートリーガル(現・D1ライツ)の地方戦であるDIVISIONAL SERIESのCENTRAL DIVISIONが開催されていた。。
2020年、ブロックチェーン技術の開発などを手掛けるGOLDEX株式会社が、関連会社を通じて本サーキットの経営権を取得。同年7月よりサーキット名称を「GOLDEX 本庄モーターパーク」に改め、同社傘下で運営を行うことになった[3]。しかし2022年12月、GOLDEXとサーキットとの間の契約が破棄されたことが公表され、2023年1月より名称を元の「本庄サーキット」に戻した[4]。
コース解説
短い直線をヘアピンで結んだ基本的にストップアンドゴーのコースレイアウトである。高低差はほぼない。
利用方法・ライセンス
- 初回は講習を受ける必要がある。講習を修了後はサーキットの「メンバー」に入会するか、「ビジター」として走行権利を得るか選択する。「メンバー」への入会のためには入会金が必要であるが、走行料金の割り引きを受けることができる、同乗走行が可能になるなどの特典がある[6]。
- ショップなどが貸切り、走行会を開催することも多い。また、個人が貸切りすることも可能である[7]。
その他
- すぐ隣には「骨波田の藤」(こっぱだのふじ)で有名な長泉寺がある。一般的にはこちらの方が有名であり、特に藤の花が咲く5月には観光バスなどで訪れる人が多い。
- 創設当時は本庄市ではなく児玉町であったが、2006年1月10日に本庄市と合併して新たに本庄市となった。創設時点で合併は決定しており、それを見越したネーミングとなっている。
- 木村拓哉主演のドラマ『エンジン』(フジテレビ)のロケが行われたことがあり、木村がトムスのF3マシンを実際にドライブした。
騒音問題
2006年12月、近隣の住民から議員への騒音やタイヤカスについて陳情があり、本庄市議会にて取り上げられた[1]。地形からか、近隣よりも少し離れた地域への影響が多く発生していたという[1]。市からは年間を通して随時立入調査を行い、苦情があれば指導やお願いをしているという[1]。そのため、度々騒音規制を強化していた[8][9]。
しかし、近隣にある長泉寺では法事が出来ないほどの騒音があるとして、本庄市の市長や県の職員も交えて話し合いをしてきたが、本庄サーキット社長から「これ以上、何を言われても軽減はできないから訴えてくれ」と寺側に通知があり、2015年に提訴に踏み切った[10]。裁判は最高裁まで争い、サーキット側が敗訴。寺の敷地内に50デシベル以上の音量が聞こえないようにするという内容で判決された[10]。この結果から、サーキット側は2020年度よりドリフト走行を禁止することに決めた[9][11]。また、走行中の音量が最高98dBという音量規制も設けられている[6]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d 本庄市 平成18年 第4回 定例会 12月18日 - 04号. pp. 225-233.(本庄市議会 本会議会議録)
- ^ “明るい笑顔でサーキットを切り盛り! 本庄サーキットマネージャー高野直美さん”. GAZOO. トヨタ自動車 (2016年2月24日). 2019年9月9日閲覧。
- ^ GOLDEXがサーキット経営に進出。本庄サーキットを『GOLDEX 本庄モーターパーク』に名称変更 - オートスポーツ・2020年7月10日
- ^ 社名変更のお知らせ - 本庄サーキット・2022年12月
- ^ コース・施設紹介 本庄サーキット、2025年2月2日閲覧。
- ^ a b c フリー走行案内 本庄サーキット、2025年2月2日閲覧。
- ^ コース貸切案内 本庄サーキット、2025年2月2日閲覧。
- ^ “平成31年度 本庄サーキットインフォメーション” (PDF). 本庄サーキット (2018年10月2日). 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b “(1/2) 本庄サーキット、騒音対策で「ドリフト禁止」に 近隣の寺「ご法事ができないくらい大きい」”. J-CAST (2019年9月9日). 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b “(2/2) 本庄サーキット、騒音対策で「ドリフト禁止」に 近隣の寺「ご法事ができないくらい大きい」”. J-CAST (2019年9月9日). 2019年9月9日閲覧。
- ^ “長泉寺との訴訟について” (PDF). 本庄サーキット (2019年9月7日). 2019年9月9日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
- 本庄サーキットのページへのリンク