木製の穂を持つ千歯扱き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:30 UTC 版)
当初の千歯扱きは、竹の穂を持つ麦用の千歯扱きで、後に『和漢三才図会』の中で、竹の穂の稲用が登場し、まもなく鉄製に変わった、とされている。しかし、『和泉志』では、発明当初から稲用の鉄製の穂とある。木製の穂を持つ稲用の千歯扱きは無くなったが、麦用としては長く、神奈川県から東京都、そして埼玉県にかけての相模野台地と多摩丘陵、そして武蔵野台地は麦の栽培が盛んな畑作地帯で使われてきた。明治7年(1874年)の「府県物産表」に13000挺もの千歯扱きが神奈川県で生産された記録がある。
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