朝浦八幡宮とは? わかりやすく解説

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朝浦八幡宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 07:02 UTC 版)

朝浦八幡宮
所在地 岐阜県飛騨市神岡町朝浦601
主祭神 応神天皇
社格 村社、銀幣社
創建 延暦十五年
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朝浦八幡宮(あそらはちまんぐう)は、岐阜県飛騨市(旧・吉城郡神岡町)にある神社

概要

元々はこの地高原郷の祖神の高良明神を祀る神社であったが、八幡宮を祀ったことにより主祭神は応神天皇となっている。

延暦十五年(796年)、高原郷の祖神の高良明神を祀る神社として創建[1][2]

平治年間、平治の乱飛騨国へ逃げ延びたさい、この地域に隠れる。このさいに宇佐八幡宮の八幡神を勧請。八幡神を主祭神、高良明神を相殿神とする[1][2]。その後廃れたが延徳年間に再興。

明治中期に朝浦八幡宮に改称。戦後、岐阜県神社庁より銀幣社の指定を受ける。1952年(昭和27年)に愛宕神社を合祀する[3]

現在の社殿は江戸から明治にかけて活躍した石田春皐[注釈 1]によるものである。

主祭神

境内社祭神

文化財

旧・神岡町が指定したものであり、飛騨市発足後は飛騨市の文化財となっている。

市有形文化財

市民俗文化財

  • 湯花神事用つば釜(1974年(昭和49年)3月18日指定)[4]

祭礼

  • 例祭 - 4月第4土曜日
同日には神岡町内の大津神社白山神社でも例祭が行われ、この三社の例祭を合わせて「飛騨神岡祭」と呼称する[6]

脚注

注釈

  1. ^ 古川祭三光台高山祭大国台東本願寺阿弥陀堂宮殿などを手掛けている。

出典

  1. ^ a b 土田 1987, p. 930.
  2. ^ a b 飛騨市教育委員会 2008, p. 428.
  3. ^ 土田 1987, p. 932.
  4. ^ a b c d e 飛騨市の文化財” (PDF). 飛騨市. 2025年5月8日閲覧。
  5. ^ “名匠・石田春皐作のふすま公開 神岡の朝浦八幡宮”. 中日新聞. (2025年3月24日). https://www.chunichi.co.jp/article/457648 2025年5月8日閲覧。 
  6. ^ 飛騨神岡祭”. 飛騨市役所まちづくり観光課. 2025年5月8日閲覧。

参考文献

  • 土田吉左衛門 編『飛騨の神社』飛騨神職会、1987年4月。国立国会図書館書誌ID:000001983469 
  • 飛騨市教育委員会 編『神岡町史 通史編 Ⅱ』飛騨市教育委員会、2008年。 

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