有種子三昧・無種子三昧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:41 UTC 版)
「ヨーガ・スートラ」の記事における「有種子三昧・無種子三昧」の解説
有種子三昧(サビージャ・サマーディ)・無種子三昧(ニルビージャ・サマーディ)という三昧に関する教説で、心の境位(心の状態)が詳細に説明されている。煩悩を作る原因がまだ残っている有種子三昧(さらに4段階に分かれる)から、対象がすべてが消え去った無種子三昧へと進む。有種子三昧の段階を上り詰めると三昧知(直感知)が生じ、これからも潜在印象が生じるが、すでに煩悩が消滅しているため、心の作用が生じることはなく、これが無種子三昧であり真の解脱であるとされる。
※この「有種子三昧・無種子三昧」の解説は、「ヨーガ・スートラ」の解説の一部です。
「有種子三昧・無種子三昧」を含む「ヨーガ・スートラ」の記事については、「ヨーガ・スートラ」の概要を参照ください。
- 有種子三昧・無種子三昧のページへのリンク