最後の救出行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 14:25 UTC 版)
チェリー=ガラードがスコット隊を連れずに1トン・デポから戻ると、不安の声が挙がった。このとき海軍の上級士官としてエバンス岬を指揮していたアトキンソンは、天候が許せば、南極点行隊を迎えに行くことに決め、3月26日にキーヘインと共に、橇に18日分の食料を積んで人が曳いて出発した。大変低い気温 (−40 °F,−40 °C) であり、3月30日までにコーナーキャンプに到着したが、アトキンソンの見解では、その天候と気温、それに一年のこの時期では、それ以上南に行くのは不可能と判断した。アトキンソンは「私の心の中では、南極点行隊は全滅したとほとんど確信していた」と記録していた。
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