曽我語りと女性芸能者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:25 UTC 版)
曾我物語は、語り・唱導により伝えられたとされる。これら語りとしての早例として、貞和3年(1347年)『醍醐寺雑記』に「蘇我十郎五郎事」から始まる箇所があり、盲人の語りを記した曾我語りが登場することが知られる。 語り手は遊行巫女 ・比丘尼 ・瞽女 といった女性芸能者が想定され、日本の広範囲に語り物として広まっていったとされる。『七十一番職人歌合』二十五番に女盲「伊藤が嫡子に河津の三郎とて」とあり、女性芸能者による曽我語りが記される。また謡曲『望月』にも盲御前の曽我語りが記される。
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