書誌学 (雑誌)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 書誌学 (雑誌)の意味・解説 

書誌学 (雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/25 03:39 UTC 版)

書誌学 
学術分野 書誌学
言語 日本語
編集者

木村一郎

長沢規矩也川瀬一馬
詳細
出版社 日本書誌学会
出版国 日本
出版歴 1933年 - 1943年
1965年 - 1985年
出版間隔 不定期
分類
ISSN 0288-5891
プロジェクト:出版Portal:書物
テンプレートを表示

書誌学』(しょしがく)は、かつて日本書誌学会が発行していた機関誌である。

創刊から停刊まで

日本書誌学会の発足

1931年、安田善次郎が台頭してきた書誌学の進展を援助する意図のもとに発起した同人が発展して日本書誌学会となり、その機関誌として1933年1月に創刊された[1]。同人には、和田萬吉市島謙吉の図書館界重鎮、愛書家として徳富蘇峰、内野皎亭、それに官営図書館や有力文庫の担当者が加わっていた[1]。同人会合の運営には橘井清五郎と長沢規矩也川瀬一馬があたり、その後、同人の逝去が多く、また安田の庇護から離れ、共立社印刷所[2]社長春山治部左衛門の厚意の下で雑誌だけは発行していたが、第二次世界大戦のために1942年1月に停刊した[1]。創刊号からの編纂者は長沢と川瀬、編纂兼発行者は木村一郎となっている。

復刊から再度の休刊まで

1965年7月に、長沢規矩也を編集兼発行者として復刊 新1号が発行され、以後不定期に発行された。復刊新1号の「復刊の辞」および「編集後記」によると、春山治部左衛門[3]に復刊をすすめられていたが春山の古希を機に実現した[1][4]。発行所は長沢の自宅を住所とする日本書誌学会となっている[4]。また、この号の会告によると使用活字体は旧字体、仮名は原稿に従うも、なるべく旧仮名となっている[5]

1985年5月発行の復刊新35・36号までで、その後は発行されていない。

脚注・参考文献

脚注

  1. ^ a b c d 長沢規矩也・川瀬一馬「復刊の辞」『書誌学』第1巻復刊新1号、1965年7月、1 - 2頁。 
  2. ^ 川瀬一馬『掌中国史年表 共立社が生れる迄』共立社印刷所、1945年、145 - 149頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1123662/1/93 
  3. ^ 川瀬「春山治部左衛門氏を偲ぶ」『書誌学』第26/27巻、1981年5月、1頁。 
  4. ^ a b 川瀬「編輯後記」『書誌学』第1巻復刊新1号、94頁。 
  5. ^ 会告」『書誌学』第1巻復刊新1号、94頁。 

参考文献

  • 書誌学」『書誌学』第1巻、日本書誌学会、1965年7月。 
  • 書誌学」『書誌学』第26/27巻、日本書誌学会、1981年5月。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  書誌学 (雑誌)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「書誌学 (雑誌)」の関連用語

書誌学 (雑誌)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



書誌学 (雑誌)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの書誌学 (雑誌) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS