暗号鍵
別名:鍵,キー
【英】key
暗号鍵とは、暗号化処理に使用される手順照会用のデータである。
暗号鍵を用いることで、同じ暗号化アルゴリズムを使って個々の事例ごとに異なる手順で暗号化することができる。また、対応された鍵を使用しなければ正しく復号できないため、暗号化された文を安全にやり取りするという点でも有用である。
暗号化処理に使用した暗号鍵を用いて復号する方式は「共通鍵暗号」と呼ばれ、暗号化した鍵とは異なる鍵を用意して復号に用いる方式は「公開鍵暗号」と呼ばれる。また、特定の短時間にのみ同じ鍵(公開鍵)を利用してセッション単位で鍵を変更する方式を「セッション鍵」方式と呼ぶこともある。
暗号鍵は一般的にビット単位のデータとして扱われる。暗号鍵のデータ量は「鍵長」と呼ばれる。鍵長が長いほど、暗号鍵と一致するデータが発見されにくくなるため、解読される危険性が減る。つまり、安全性が高くなるといえる。
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