時間補正方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 04:19 UTC 版)
吐出時間を調整することにより材料の吐出量を一定に保持する制御方式である。制御方法は単純であり、毎回の吐出ごとに正確に補正ができる利点がある。材料吐出時間(タクトタイム)が変化してしまい、自動化された生産ラインの中では使用できないという欠点が指摘されることがある。メーカーにより実際の補正時間の増加は初期値の10%から30%以内と説明されることがあるが、大容量のシリンジ(バレル)を使用していた場合、材料の種類によっては大幅な補正時間増加となる場合もある。微量吐出の分野では水頭差変化は数ミリSecから数十ミリSecの範囲内であり問題視されることが少なかったため、これまでの水頭差補正方式としては多く採用されている。
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