時計塔のひみつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/11 13:39 UTC 版)
ジャンル | アクションゲーム 「影絵風パズルアクション」 |
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対応機種 | Microsoft Windows |
開発元 | ssi |
人数 | 1人 |
メディア | ダウンロードゲーム |
発売日 | 2007年12月19日(配信開始日) |
最新版 | 1.02/ 2008年1月12日 |
エンジン | Microsoft Visual C++ |
その他 | フリーウェア |
時計塔のひみつ(とけいとうのひみつ)は、2007年12月19日にフリーウェアとして公開されたアクションゲーム。
概要
ゼンマイばねによって動く人形を操り、古い時計塔の内部から頂上を目指すというストーリーになっている。操作キャラクターである人形が活動できる時間は3分間のみであり、ゲーム中の「アイテム」を手に入れると残り時間が少し増える。時計塔の内部は五つのステージに分かれており、制限時間内にゴールまでたどり着ければゲームクリアとなる。クリア後には「ゴースト」として、最速でクリアした際の動作を表示させながらプレイすることが可能となる。
ゲーム開始当初、選択できる人形は「Worker」のみである。Workerには「ホールド」機能があり、ブロックの角や歯車の縁につかまることができる。またゲーム中に登場する青く光るスイッチを操作すると、画面が回転してスイッチに示された矢印の方向がステージの床になる。もう一つの人形である「Witch」は、スイッチの代わりに魔法を用いて画面を回転させることができる。
制作背景
作者であるssiは「一度も作品を完成させたことがなかったので、何かひとつ完成させたい」と考え制作を始めたと述べており、本作を出品した「3分ゲーコンテスト」の課題に合わせてゲームのテーマやアイデアをまとめたとしている。また苦労した点として「難易度調整のさじ加減」をあげており、コンテストに出品した際にはゲーム内容が難しいとの指摘を受け、そのため旧バージョンにはなかった「コンパス機能」を追加したと述べている[1]。
評価
幻想的な雰囲気と評される本作は、前述した第16回「3分ゲーコンテスト」において256ポイントを獲得し優勝している[2]。
Vectorの「新着ソフトレビュー」では、「全体としてのゲームの完成度は非常に高く、操作性もよい」と評価された一方、「ちょっとした演出不足、メッセージ不足が随所に見受けられる点が惜しい」とも指摘された[1]。
窓の杜のコーナー「週末ゲーム」では、「じっくり戦略を立ててステージを巡りたくなる魅力がある」「最初は少々難しく感じるが、やればやるほどのめり込んでいく作品」と評されている[3]。
脚注
- ^ a b 時計塔のひみつ - 新着ソフトレビュー Vector 2008年1月31日
- ^ 3分ゲーコンテスト 短編フリーゲームコンテスト - ウェイバックマシン(2010年1月17日アーカイブ分)
- ^ 【週末ゲーム】第336回:2Dパズルアクションゲーム「時計塔のひみつ」 窓の杜 2008年4月18日
外部リンク
- 時計塔のひみつ ホワイト・シルエット(公式サイト)
- 時計塔のひみつのページへのリンク