星を主体にした布石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 06:37 UTC 版)
二連星・三連星 右辺の黒のように一辺の3つの星を占める布石。白のように両隅を占めた場合は「二連星」という。aなどと外側からカカってくればbなどにハサんで三々入りを促し、中央に雄大な模様を築く。cなどと内側に侵入してくれば重くして攻め立て、主導権を握る。武宮正樹が愛用して有名になった戦法。地に甘いため、現在では打たれることが少なくなってきている。 タスキ星 対角の星を占める布石。黒の配置がタスキ星。 中国流 星、小目、辺の星脇を組み合わせた布石。三連星に似た意図だがやや地に辛く、発展性にも優れる。1970年代から流行し、今でもよく打たれる。 高中国流 中国流のバリエーション。羽根泰正が得意とする。相手を戦いに誘う布石である。三連星と同じく地に甘いためこちらも打たれることが少なくなっている。 オールスター 黒の三連星に対して白も三連星で対抗してきたときに発生する形。「九連星」あるいは「オールスター」ともいう。1990年前後に流行したが、現在では黒有利と考えられており、プロの間では打たれなくなっている。
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