日立造船茨城発電所
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日立造船茨城発電所(ひたちぞうせんいばらきはつでんしょ)は、茨城県常陸大宮市にある火力発電所。
概要
日立造船が電力供給にかかわる研究用として、茨城工場内に2.6万kW級の水・蒸気噴射型のガスタービン発電設備1号機を1995年に設置し運転開始(2010年撤去)。その後電力卸供給事業(IPP)の開始に向け2号機が1999年6月25日に営業運転を開始、3号機が2006年6月に営業運転を開始した。運転時間帯は、平日昼間の約12時間。また、同発電所には特定規模電気事業者(PPS)のバルチラ社製ディーゼルエンジン3基の発電設備があり、2001年に運転を開始、日立造船が発電所の運営を受託している。
発電設備
- 2号機
- 発電方式:コンバインドサイクル発電方式
- 定格出力:10万6,500kW
- 契約出力:10万2,666kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転開始:1999年6月25日
- 3号機
- 発電方式:コンバインドサイクル発電方式
- 定格出力:11万2,300kW
- 契約出力:10万9,000kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転開始:2006年6月
- 4号機(PPS向け)
- 発電方式:ディーゼル発電方式(内燃力発電)
- 定格出力:7,300kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転開始:2001年
- 5号機(PPS向け)
- 発電方式:ディーゼル発電方式(内燃力発電)
- 定格出力:7,300kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転開始:2001年
- 6号機(PPS向け)
- 発電方式:ディーゼル発電方式(内燃力発電)
- 定格出力:7,300kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転開始:2001年
廃止された発電設備
- 1号機
- 発電方式:ガスタービン発電方式
- 定格出力:2万6,249kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転期間:1995年 - 2010年
出典
関連項目
外部リンク
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