日界 正午から正子へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 05:10 UTC 版)
通常用いられる日付と時刻では、正子(真夜中の正12時)が日界(1日の始まり)である。しかし、天文学ではクラウディオス・プトレマイオスの創始以来、日界を正午(昼の正12時)とする「天文時」(astronomical time)を使っていた。これは夜間観測中に日付けが変わる不便を避けるためであった。そして、この「天文時」に対して、正子に1日が始まる、普通に用いられる時刻系を「常用時」と称していた。 天文時は紛らわしいので、1924年末で廃止され(詳細は、グリニッジ標準時#天文時の廃止を参照。)、1925年1月1日以降は、天文学においても常用時が採用された。このため、正子がどちらの日に属するものかを区別する方法が必要となる。
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