新致命者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 23:40 UTC 版)
新致命者(しんちめいしゃ、ギリシア語: Νεομάρτυρες, ロシア語: Новомученики, 英語: New Martyr)とは、元来は正教会において異教の支配者の下で永眠した致命者に付されていた聖人の称号。後世になり、教会はイスラームの下での致命者や様々な近代の致命者、特に戦闘的無神論を掲げた共産主義による致命者達を新致命者のリストに加えた。公式には、新致命者の時代は1453年のコンスタンティノープルの陥落に始まる。この称号で記憶される聖人には、信仰のために生命を落としたもののみならず、表信者(信仰のために苦難を耐え忍んだ者)も含まれる。
- ^ 出典:高橋保行『迫害下のロシア正教会 無神論国家における正教の70年』83頁、教文館、1996年 ISBN 4764263254
- ^ 前掲『迫害下のロシア正教会 無神論国家における正教の70年』125頁
- ^ 前掲『迫害下のロシア正教会 無神論国家における正教の70年』126頁
Weblioに収録されているすべての辞書から新致命者を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から新致命者 を検索
- 新致命者のページへのリンク