新山の神トンネルとは? わかりやすく解説

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新山の神トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 13:31 UTC 版)

新山の神トンネル
新山の神トンネル、利賀側(2011年11月撮影)
概要
位置 富山県
座標 北緯36度25分22.8秒 東経136度59分39秒 / 北緯36.423000度 東経136.99417度 / 36.423000; 136.99417座標: 北緯36度25分22.8秒 東経136度59分39秒 / 北緯36.423000度 東経136.99417度 / 36.423000; 136.99417
現況 供用中
所属路線名 飛越山地大規模林道大山福光線
起点 富山県南砺市利賀村坂上
終点 富山県南砺市高草嶺
運用
建設開始 1981年10月7日
開通 1990年5月30日
通行対象 自動車歩行者
技術情報
全長 1,430 m
道路車線数 片側1車線
6.5 m
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新山の神トンネル(しんやまのかみトンネル)は、富山県南砺市にある、飛越山地大規模林道大山福光線上の道路トンネルである[1]

概要

  • 全長 - 1,430m[2]
  • 幅員 - 車道6.5m、歩道1.5m×2(両側に設置)[2]
  • 総工費 - 27億円[2]

住民からの陳情に基づき、1981年10月17日に着工(1982年度から本格着手)し[1]1990年5月30日に開通し[2]、当時は林道トンネルとしては日本最長であった[3]東砺波郡利賀村と同郡平村(いずれも現在は南砺市)を隔てる山の神峠を貫き、同トンネル開通および1993年10月14日の利賀 - 平間の道路が全線開通したことで、従来の林道より距離で4km、時間で15分程度の短縮となり、利賀 - 平間のアクセスが大幅に改善された。また、深い谷あいに位置する両村を直接結ぶ唯一の道路であるため、林道としては高規格な造りとなっており、大型車同士の対面交通が可能である[2]

1992年に当時「日本一の長さの林道トンネル」を持っていた利賀村は、「日本一の高さを持つ林道橋」(龍天橋)を持つ宮崎県日之影町と姉妹協定を結んでいる[4]

山の神トンネル

山の神トンネル、利賀側(2011年11月撮影)

なお、旧道として山の神トンネル北緯36度25分24.9秒 東経136度59分40秒 / 北緯36.423583度 東経136.99444度 / 36.423583; 136.99444 (山の神トンネル))が現トンネルのほぼ真上に位置する。こちらのトンネル延長は225m[5]で、導抗が1964年8月4日に開通[6]。利賀側、平側からともにアクセス可能であるが、路面が荒れているうえに幅員が小さく、また平側は未舗装であるため、自動車での通行は困難である。

新山の神トンネル

脚注

  1. ^ a b 『利賀村史 3 近・現代』(2004年10月31日、利賀村発行)620 - 621頁。
  2. ^ a b c d e 『利賀村史 3 近・現代』(2004年10月31日、利賀村発行)621頁。
  3. ^ 大規模林道「大山・福光線」利賀平区間の完成[リンク切れ]
  4. ^ 宮崎きょうの歴史 - 宮崎日日新聞
  5. ^ 『利賀村史 3 近・現代』(2004年10月31日、利賀村発行)620頁。
  6. ^ 『越中五箇山 平村史 上巻』(1985年5月20日、平村発行)940頁。



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