掘り倒し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 10:20 UTC 版)
切り倒すと裂ける恐れがあることから根の周囲を掘って倒す方法が採られることになった。1703年(元禄16年)9月19日にまず1本目の掘削が始められた。90人が作業にあたり9月22日に掘り倒された。9月23日から2本目の掘削が始められ、こちらも100人がかりで9月25日に掘り倒されている。倒された大木からそれぞれ虹梁材が切り出され、衝撃で裂けないよう両端に金属の輪がはめられた。1本目は長さ23.6メートル(13間)、元口1.3メートル(4尺3寸)、末口1.0メートル(3尺3寸7分5厘)、重量23.2トン(6183貫)、2本目は長さ23.6メートル(13間)、元口1.2メートル(4尺1寸)、末口1.1メートル(3尺7寸5分)、重量20.4トン(5435貫)であった。
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