抽象型の性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 17:00 UTC 版)
抽象型は、静的型付けのオブジェクト指向言語において重要な機能である。動的型付け言語の場合は、ダック・タイピングがあるので抽象型は不要であり、等価な機能は存在しないものが多かったが、名前的型付け (nominal typing) の安全性や利便性を享受する観点から抽象型を導入した事例もある。 派生型のないクラスを「リーフクラス」とし、それ以外を抽象クラスに分類している書籍もある。 抽象型は、派生型が実装すべきメソッド群をプロトコルとして規定することができる。抽象型のインスタンスは直接生成できず、派生型は全ての必要な機能を実装しなければならない。このことはプログラムの正当性を保証する役割を担っている。
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