抗EGFR抗体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 19:08 UTC 版)
「上皮成長因子受容体」の記事における「抗EGFR抗体」の解説
セツキシマブ(Cetuximab、開発コード名C225、商品名Erbitux)はEGFRのリガンド結合部位に結合し、EGFRの活性化、二量体化を阻害するモノクローナル抗体である。変異のないEGFRにも有効であり、大腸癌等で使用される(日本では2008年7月に“EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の治療薬”として承認された)。 マツズマブ(Matuzumab、開発コード名EMD72000)も同様の抗EGFRモノクローナル抗体であり、第II相臨床試験まで実施されたが、期待された有効性が示されなかったため、開発が中止された。
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