投資家対国家の紛争解決制度とは? わかりやすく解説

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ISD条項

読み方:アイエスディーじょうこう
別名:投資家対国家の紛争解決、投資家対国家の紛争解決制度、ISDS条項
英語:Investor State Dispute SettlementISDSISD

外国人投資家投資受け入れ国との間で生じた紛争解決する手段として、国家間協定等盛り込まれれる条項自由貿易協定FTA)などを締結した国家間において、外国企業相手国政府から不当に差別され不利益被った場合などに、相手国政府相手取って訴訟起こすことを可能とする。

ISD条項がない通常の場合では、外国人投資家投資受け入れ国との間に紛争生じた際には、投資受け入れ国側の裁判所において訴訟手続きを行う必要がある。ISD条項があることで、相手国の国内裁判所経由せずに訴訟手続き進めることが可能となる。

2010年代初頭から本格的議論進められている「TPP」(環太平洋経済連携協定)にも、ISD条項が盛り込まれるものと推測する見方が多い。TPPにおけるISD条項の追加は、「ラチェット規定と共にTPP慎重派TPPへの参加懸念する理由一つとなっている。




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