把駐係数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:15 UTC 版)
把駐係数(把駐力係数)は錨の性能を評価する値の1つで、把駐力特性曲線から求められた最大把駐力を錨の重量で除した「最大把駐係数」を一般的に「把駐係数」と呼んでいる。この値の高い錨を高把駐力アンカーと呼ぶが、船級によって取り扱いが多少異なり、国土交通省海事局のJGでは比較アンカーの3倍の把駐力を高把駐力とし、日本海事協会NKでは6以上12未満を高把駐力、12以上で錨重量が1500kg以下の場合を超高把駐力と定めている。ただ、安定性が低く反転現象を起こしやすい錨であっても最大把駐力が高ければ高把駐力アンカーとして扱われてしまう問題がある。
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