扇形庫とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 扇形庫の意味・解説 

扇形庫

(扇型車庫 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 09:01 UTC 版)

京都市下京区にある梅小路機関区の扇形庫
彰化駅構内にある扇形庫。

扇形庫(せんけいこ)(英:roundhouse)は、鉄道機関車格納庫の一形態であり、転車台を中心として構築された、形の格納庫をいう。

蒸気機関車は前後の区別があるため、進行方向を変えるには機関車の向きを変える必要があった。このため多くのに向きを変える転車台があったが、機関区を併設する場合に扇形庫を活用すれば分岐器の数や設置面積を大幅に節約できるため、多くの機関区でこの形が用いられた。

その後、時代が下って電気機関車ディーゼル機関車の時代となった後は、雪かき車などの一部車両を除いて前後転回を必要としなくなったため、転車台とともに徐々に姿を消していき、残存数は少ない。

現存する主な扇形庫

日本

アメリカ合衆国

台湾

ポーランド




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「扇形庫」の関連用語

扇形庫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



扇形庫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの扇形庫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS