恩師ウィリー・フライとの関係・ローゼンシュトックとの親交
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「篠原虎一」の記事における「恩師ウィリー・フライとの関係・ローゼンシュトックとの親交」の解説
ウィリー・フライとは師弟関係を超えた友人関係に発展した。フライは日本交響楽団(NHK交響楽団の前身)の指導者でもあったので、黒柳守綱も指導を受けたが、日響・N響団員の岩淵龍太郎・斎藤裕・清水章・岡田任一郎・松本善三、また多(おおの)久興(芸大弦楽部長)、田中(末永)富貴子(武蔵野音楽大学教授)など、今日の日本のヴァイオリン界の土台を築いてきた人物が虎一の同門にあたる。・フライとローゼンシュトック(N響名誉指揮者)は、ナチスを逃れて来日した知己の仲であったので、虎一はローゼンシュトックとも親交を持つようになり、東京芸大の声楽教授ブーファ・ペーニッヒも加わって、夏には山中湖にあったフライの別荘で日々を過ごす間柄となった。虎一の愛用したヴァイオリンは、当時「フライの名器」としてヴァイオリニストの間では垂涎の的であった、フライの演奏会用のヴァイオリンを譲り受けたものであった。
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