徳願寺 (静岡市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/12/13 00:19 UTC 版)
| 徳願寺 | |
|---|---|
| 所在地 | 静岡市駿河区向敷地689 |
| 位置 | 北緯34度57分32.2秒 東経138度21分06.1秒 / 北緯34.958944度 東経138.351694度座標: 北緯34度57分32.2秒 東経138度21分06.1秒 / 北緯34.958944度 東経138.351694度 |
| 山号 | 大窪山（だいあさん） |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 本尊 | 千手観音 |
| 創建年 | 1476年（文明8年） |
| 中興年 | 1688年（元禄元年） |
| 正式名 | 曹洞宗大窪山徳願寺 |
| 別称 | 得願寺 |
| 札所等 | 駿河三十三観音霊場第12番札所、駿河七観音第4番札所 |
| 法人番号 | 2080005000523 |
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徳願寺（とくがんじ）は静岡県静岡市駿河区にある曹洞宗の寺院。山号・大窪山（だいあさん）。駿河三十三観音霊場第12番札所[1]。駿河七観音第4番札所[2]。江戸時代までは「得願寺」と書かれた[3]。北条早雲こと伊勢盛時の姉または妹で、今川義忠の正室である北川殿（今川義元の祖母）の墓所がある[4]。
概要
元は徳願寺山山頂にあり「駿河七観音（久能寺・建穂寺・法明寺・増善寺・霊山寺・平澤寺・大窪寺）」の一つである大窪寺（だいあじ/だいわじ）という真言宗寺院だったとされる[5]。本尊の千手観音は行基作とも言われるが、鎌倉時代の作ともいわれる[6]。
康正年間（1455年 - 1457年）[5]または1476年（文明8年）[6]に千手観音を東側山腹の「大段」に移し「得願寺」となった。開基は北川殿とされる。大段付近は徳願寺山城という山城でもあり、現在の境内は大段の南側で二ノ曲輪である「平城」に1688年（元禄元年）に移転したものである[6]。
脚注
参考文献
- 静岡市教育委員会 1992年『平城遺跡・平城古墳群』静岡市
- 平凡社 2000年 『静岡県の地名（日本歴史地名大系22）』（静岡県の地名編集委員会編）
- 水野 茂 2019年「徳願寺山城」『今川氏の城郭と合戦（図説日本の城郭シリーズ11）』戎光祥出版 pp.60-63
関連項目
外部リンク
- 「徳願寺」駿府静岡市・公益財団法人 するが企画観光局公式HP
- 徳願寺 (静岡市)のページへのリンク
