御書附とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 御書附の意味・解説 

御書附

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/21 15:02 UTC 版)

御書附(おかきつけ)、または書付(かきつけ)は、書画・陶磁器などの作者名や作品の伝来、銘、署名、押印などを、紙に書いて添えたり箱に書き付けたりしたもの。御書付、箱書、箱書きともいう。

作品を収めた「共箱」(その作品のために用意された専用の木箱)に記されたものを「箱書」と称する。権威の高い人物によるものをとくに「御書附」といい、作品の価値を高める作用を果たす。作者自身による者もあれば、作品の価値を高めることを目的として、有力人物に依頼して付される場合もある。

著名な「御書附」としては、落語はてなの茶碗」に登場する茶碗「はてな」に対して付された例がある。同落語では、道端の名もなき茶店で使用されていた、ただのひび割れた茶碗が、主人公の勘違いにより著名な茶道具屋や大阪の両替商鴻池家を巻き込んでの大騒ぎの中心となり、時の関白鷹司公の読んだ和歌や、宸筆になる「はてな」の「御書附」を得るにいたり、1,000両の値が付けられるに至る。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「御書附」の関連用語

御書附のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



御書附のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの御書附 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS