役割と歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 18:25 UTC 版)
キスワの役割は、ユダヤ人の契約の箱(サムエル記下第6章第17節)の天幕と同様の神聖な天幕の痕跡を表すものとされる。 クライシュ族がムハンマドとムスリムを弾圧していた時代、当時、クライシュ族がカアバにキスワを飾っていたが、彼ら[誰?]はクライシュ族の行動に賛同することがなかった。630年、マッカがイスラーム勢力の手に落ちると、ムハンマドは、クライシュ族の手によって飾られていたキスワを燃やし、そのあとに、イエメン産の白い布をカアバに飾った。このことが、イスラームにおけるキスワの始まりである。 ムハンマド没後も、キスワを飾る風習は続けられた。ウマイヤ朝を創始したムアーウィヤは、1年に2回、キスワを新たなものにしたとされる。 アッバース朝の時代に、現在のように1年に1度、カアバを黒い布で包むようになったとされる。
※この「役割と歴史」の解説は、「キスワ」の解説の一部です。
「役割と歴史」を含む「キスワ」の記事については、「キスワ」の概要を参照ください。
- 役割と歴史のページへのリンク