弦楽四重奏曲第5番 (シューベルト)とは? わかりやすく解説

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弦楽四重奏曲第5番 (シューベルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 02:33 UTC 版)

弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 D 68 は、フランツ・シューベルト1813年に作曲した弦楽四重奏曲

概要

前作である『第4番 ハ長調』(D 46)の完成から1ヵ月後の1813年6月8日に着手し、同年6月16日に第1楽章が書き上げられ、8月18日には第2楽章が完成されている。だが、本作は唯一2つの楽章のみで構成されており、明らかに中間の楽章を欠いた形となっている。これは「シューベルト自身が2つの楽章だけで十分と考えた」「中間の楽章は紛失した」「シューベルトが未完成のまま残した」という説が挙げられているが、そのあたりの正確な事情は不明である。

曲の構成

全2楽章構成、演奏時間は約14分。前作とかなり似通った書法で書かれ、半音階的な書法などが目立っている。しかし、本作は動機の活用、リズムの変化、規模の大きなまとめあげ方といった点で、前作より進歩した面を持っている。また4つの声部のバランスの点も同じである。

  • 第2楽章 アレグロ
    変ロ長調、4分の2拍子、ロンド形式
    シューベルトが好んでいた舞曲風の主題を持っている。

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