カルダン駆動方式
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 03:26 UTC 版)
カルダン駆動方式(カルダンくどうほうしき、英: cardan jointed drive)は、鉄道車両における駆動系の一種で、動力源を懸架装置(ばね)上に配置し、自在継手(ユニバーサル・ジョイント)を介して輪軸側の歯車装置を駆動する方式の総称である。
注釈
- ^ それでさえ仕上げとなる焼き入れ処理後の表面研磨は、航空機用部品の研磨技術を保有する川崎航空機に委託されていた。
- ^ WN継手とギアユニットとで合わせて車軸方向に40cm程度の長さを要するため、単純に設計すると車輪間のバックゲージが990mm程度の1,067mm軌間用では、主電動機の軸方向の長さは600mm程度しか確保できない。中空軸平行カルダン用電動機ではこの部分で700mm程度の長さを確保できるため、同一径・同一回転数で電動機を設計する場合、WN駆動用では必然的に出力が中空軸平行カルダン用より15パーセント程度低下する。この対策としてはWN継手そのものの小型化が追求されたが、様々な事情からそれにも限界があるため、電動機形状の工夫で補われてきた。
- ^ 電車の場合は主電動機の端子極性を逆転させれば容易に回転方向を逆転できるため、1方向向きに歯車の位置を固定した状態で使用された。
出典
- ^ M記者 「お手並み拝見 意表を突いた超軽量車 東急5000形シリーズ」『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション15 東京急行電鉄 1950~60』、電気車研究会、2008年6月、pp.110 - 113
- 1 カルダン駆動方式とは
- 2 カルダン駆動方式の概要
- 3 概要
- 4 分類
- 5 歴史
- 6 脚注
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