帆岩の概説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 02:56 UTC 版)
帆岩は、白亜紀の終盤に形成された砂岩の一枚岩でできている。この砂岩は、海による侵食のために周囲の岩盤から切り離され、現在は海岸からほぼ垂直に立ち上がった状態で存在している。注目すべきはその形状で、高さは約25m、幅は約20mあるのにもかかわらず、その厚みはわずか1m程度しかないことである。このような形状であるために、この岩は四角形の帆に似ていると言われる。このような形状になったのは、この砂岩には異なった強度を持った層が存在しており、そこに海の波が打ち付けて侵食された結果だと考えられている。 帆岩は、1971年11月にゲレンジークの行政当局によって天然記念物として指定された。
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