左利き説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:59 UTC 版)
斎藤は左利きだったという説がある。これは子母澤寛の『新選組物語』の中における、「暗殺された谷三十郎の死体を検分した篠原泰之進が、傷口が左の突きであったことから“左片手一本突き”を得意技とする斎藤が下手人ではないかと疑った」という描写が由来となっている。これが調査に基づいた史実か子母澤による創作かどうかは不明だが、この説は多くのフィクション作品において採用されており、斎藤の人物を特徴付ける個性として左利きに描かれることが多い。たとえば、浅田次郎原作の『壬生義士伝』では、テレビドラマ版で竹中直人が、映画版で佐藤浩市が、それぞれ斎藤を演じているが、テレビドラマ版・映画版のいずれも右腰に刀を帯刀している描写がみられる。しかし、斎藤を描いた絵や撮影した写真などでは通常の侍と同じように左腰に刀を帯刀している物が多いことから、左利き説を否定する意見も根強い。
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