州教会事務局と州教会行政構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 05:47 UTC 版)
「バイエルン福音ルター派教会」の記事における「州教会事務局と州教会行政構造」の解説
教会における常設指導部である州教会評議会議長は州教会監督である。州教会評議会には、ミュンヘンにある州教会事務局内の部局長と6人の地域監督(Regionalbischof)が所属している。そこに所属する者たちは高等教会評議員の称号を持つ。州教会評議会は教会事務局において、定期的に会合を月1度開催する。この州教会の行政構造は下から上まで次のようになっている。 基盤として、教会共同体が存在している。それは公法上の社団として存立し、選出された教会役員たちを有している。教会役員会の構成員たちは教会役員Kirchenvorsteherと呼ばれる。複数の教会共同体Kirchengemeindeが一緒になって地区Dekanatsbezirkを形成する(一般行政組織の郡に相当している)。地区の責任者は地区長、あるいは地区長夫妻である。同様に、地区Dekanatsbezirkも公法上の社団であり、指導機関として地区総会を持つ。地区総会は教会共同体から選出された代議員たちによって構成される。 複数の地区が一緒になって教会管区Kirchenkreisを構成する(一般行政組織の県に相当している)。教区の責任者には、高等教会評議員Oberkirchenrat/ Oberkirchenrätinがいる。この高等教会評議員は地域監督Regionalbischöfin/Regionalbischofの称号も持つ。2006年以降、ニュルンベルク教区において、夫妻で分担しながらこの職務を担っている。教区はそれ自体の指導機関(総会等)を持たない。6つの教区が合わさって州教会を形成している(一般行政組織における州に相当している)。
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