岸上慎二とは? わかりやすく解説

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岸上慎二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/05 04:20 UTC 版)

岸上 慎二(きしがみ しんじ、1908年3月26日[1] - 2002年1月29日)は、日本の国文学者[2]

人物・来歴

岐阜県出身。大正14年(1925年)、旧制日本大学中学校(現在の日本大学第一高等学校)卒業。昭和6年(1931年)、日本大学法文学部文学科卒業。1960年「清少納言傳記攷」で日本大学より文学博士の学位を取得。日本大学文理学部教授。1978年定年退職、名誉教授。『後撰和歌集』ならびに『枕草子』研究者で、ことに『枕草子』の作者とされる清少納言の伝記を解明したことにおいて後世に足跡をのこした。1980年、勲三等瑞宝章を受章[1]

2002年、肺炎のため神奈川県藤沢市において没する。

著書

  • 『清少納言伝記攷』畝傍書房、1943 のち新生社
  • 『枕草子』研究社国文学古典講話)1945
  • 『清少納言』 (人物叢書)吉川弘文館、1962
  • 『後撰和歌集の研究と資料』新生社、1966
  • 『枕草子研究』新生社、1970 のち笠間書院
  • 『枕草子研究・続』(1983、笠間叢書)

校注・共編

  • 『枕草子選釈 評註』 (紫文学評註叢書)註釈、紫乃故郷舎、1948
  • 『校註源氏物語・枕草子』松尾聰共編、武蔵野書院、1948.9
  • 『枕草子』編 武蔵野書院、1951
  • 『後撰和歌集 爲相 自筆天福本』校、古典文庫、1957
  • 『詳解竹取物語 訂正版』伊奈恒一共著、東宝書房、1957
  • 『枕草子抄 類聚三巻本』編、桜楓社出版、1957.4
  • 『枕草子・紫式部日記』池田亀鑑共校注「日本古典文学大系 第19」岩波書店、1958
  • 『三代集新抄』有吉保共編、東寶書房、1961.4
  • 『校訂新古今和歌集』橋本不美男, 有吉保共編、武蔵野書院、1964.4
  • 『枕草子必携』 (日本文学必携シリーズ) 編、学灯社、1967
  • 『文語文法』石井庄司共著]新月社、1967.3
  • 『源氏物語 青表紙本』解説、新典社、1968
  • 『枕草子』校注、明治書院、1969.4
  • 『清少納言集』編、笠間書院、1972
記念論文集
  • 『まくら 岸上慎二先生古稀記念論文集』田中政人[ほか] 編 日本大学文理学部国文学科枕草子研究会、1978.3

脚注

  1. ^ a b 『現代物故者事典2000~2002』(日外アソシエーツ、2003年)p.204
  2. ^ 岸上慎二氏死去/日大名誉教授、国文学”. 四国新聞社. 2017年3月20日閲覧。

参考文献




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