岩塩ドームの形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 04:20 UTC 版)
その結果、地下深くへ運ばれた岩塩層は周囲に比べて密度が相対的に低くなる。このため岩塩層は地層中で浮力を生じ、上部の地層に対して鉛直方向へ岩塩層が貫入して丘状、ドーム状の地質構造を生じる。浮力による上昇で形成された貫入地質構造を「ダイアピル」というが、これが岩塩により生じた構造が「岩塩ドーム」と呼ばれる。 地形としては、ドーム状に大きく膨らんだ地形のほか、円柱状のダイアピル、シート(板)など多様な構造が知られている。幅が1 - 10キロメートル、深さがキロメートルにもなった地形も見つかっている。地表に現れた岩塩ドームは塩が帯状に流れて「塩氷河」と呼ばれることがある。
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