山鼻屯田兵の像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 14:36 UTC 版)
この地はかつての山鼻屯田兵村のはずれで、墓地が設けられていた場所である。墓地を平岸に移転する際には、先祖が一度永眠の地と定めた墳墓を動かすことに対して、かなりの異論が出たらしい。 そうした先人たちへの思いを込めて、1967年(昭和42年)に建てられたのが、山内壮夫による山鼻屯田兵の像である。 兵隊像は星の記章の軍帽をかぶり、襟なし五つボタンの軍服をまとって、脚絆をまいた足にはわらじを履いている。右足を前に出して大地に踏ん張り、手には鋤を持つ。そして顎を引き、胸を張って、どこか遠方を見つめている。山内の作品には抽象化したものが多いが、この兵隊像は堂々としたリアリズムを打ち出している。
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