山野口神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 00:22 UTC 版)
普賢寺(養父神社)の奥に鎮座する「山野口神社」の御祭神の使いは狼で「狼の宮」との別名もあり、この摂社も江戸時代は普賢寺の住職が祭祀を掌っていた。狛犬の変りに雌雄の狼像を安置し、牛馬に狼の害が及ばないように祈願するためであったが、田畑が猪鹿に荒された時は、この明神へ参り、狼の威を借りて願いを掛けると不思議と猪鹿の害が収まったと言われ、神徳に感謝して近隣の村々から御神酒が奉げられるようになった。これらの狼信仰をもとに、江戸時代『掃部狼婦物語』という民話が書かれた。境内には、1828年(文政11年)奉納の石灯籠、1835年(天保6年)奉納の手水鉢、1836年(天保7年)奉納の石灯籠などがある。
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