宮下隼人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/29 09:19 UTC 版)
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選手情報 | ||||
ラテン文字 | Hayato Miyashita | |||
国籍 | ![]() |
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競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 長距離走 | |||
所属 | コニカミノルタ | |||
大学 | 東洋大学理工学部 | |||
生年月日 | 1999年10月15日(25歳) | |||
出身地 | ![]() |
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身長 | 174cm | |||
体重 | 60kg | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分51秒16(2022年) | |||
10000m | 28分34秒05(2022年) | |||
ハーフマラソン | 1時間02分37秒(2023年) | |||
マラソン | 2時間13分07秒(2025年) | |||
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宮下 隼人(みやした はやと、1999年10月15日 - )は、日本の陸上競技選手。山梨県富士吉田市出身。東洋大学理工学部電気電子情報工学科卒業。コニカミノルタ陸上競技部所属。
経歴
富士吉田市立明見中学校、山梨県立富士河口湖高等学校、東洋大学出身。
小学生の時に柏原竜二が箱根駅伝5区で活躍する姿に憧れ、東洋大学に入学した[1]。
大学時代
1年目は目立った実績はなかったが、2年時の5月に行われた関東インカレの1部ハーフマラソンで日本人トップの2位に入り[2][3]、頭角を現す。10月の第31回出雲駅伝では4区区間4位だったが、11月の第51回全日本大学駅伝では8区区間8位と苦戦した。1月の第96回箱根駅伝では5区を走り、区間賞を獲得した[4][5]。しかし、東洋大学は10位に終わり、11年間続いた3位以内から陥落した[6][7][8]。
3年時の第97回箱根駅伝では前年に続いて5区を担当。5位で襷を受けると、2年連続の区間賞は逃したものの、区間3位の走りで3人を抜いて2位に浮上[9][10]。東洋大学は、2年ぶりの3位以内返り咲きとなる3位でフィニッシュした[11][12]。
4年時は陸上競技部の主将を務めた。出雲駅伝は怪我の影響から思うような練習が積めず欠場となったが、11月の第53回全日本大学駅伝では3年連続で最終8区を走り、区間6位の成績だった[13]。しかしチームは10位に終わり、14年ぶりにシード権を逃す結果となった[14]。1月に開催された第98回箱根駅伝では3年連続で5区を走ったが、足が思うように動かず区間8位に終わり、12位から9位に上がるにとどまった[15][16]。しかし、東洋大学は復路で順位を上げ、総合4位に入った[17][18]。復路成績は青山学院大学に次ぐ2位だった[19]。
大学卒業後
大学卒業後はコニカミノルタに就職した。
2024年の第65回東日本実業団駅伝では総合11位となり、10位までに与えられるニューイヤー駅伝への出場権を獲得できず、連続出場記録は39回で止まった[20]。
戦績・記録
大学三大駅伝戦績
学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
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1年生 (2018年度) |
第30回 ー - ー 出走なし |
第50回 ー - ー 出走なし |
第95回 ー - ー 出走なし |
2年生 (2019年度) |
第31回 4区-区間4位 17分43秒 |
第51回 8区-区間8位 59分48秒 |
第96回 5区-区間賞 1時間10分25秒 区間新記録 |
3年生 (2020年度) |
(開催中止) |
第52回 8区-区間4位 58分28秒 |
第97回 5区-区間3位 1時間12分09秒 |
4年生 (2021年度) |
第33回 ー - ー 出走なし |
第53回 8区-区間6位 59分32秒 |
第98回 5区-区間8位 1時間12分22秒 |
実業団駅伝戦績
年度 | 大会 | 区間 | 区間順位 | 記録 | 総合順位 |
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2022年度 (入社1年目) |
第63回東日本実業団駅伝 | 7区 | 区間13位 | 38分55秒 | 10位 |
第67回全日本実業団駅伝 | 4区 | 区間22位 | 1時間06分18秒 | 18位 | |
2023年度 (入社2年目) |
第64回東日本実業団駅伝 | 4区 | 区間5位 | 27分54秒 | 13位 |
第68回全日本実業団駅伝 | 5区 | 区間14位 | 48分20秒 | 27位 | |
2024年度 (入社3年目) |
第65回東日本実業団駅伝 | 3区 | 区間11位 | 45分25秒 | 11位 |
第69回全日本実業団駅伝 |
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不出場 |
自己ベスト
- 5000m - 13分51秒16(2022年5月8日:第295回日本体育大学長距離競技会)
- 10000m - 28分34秒05(2022年11月27日:第301回日本体育大学長距離競技会)
- ハーフマラソン - 1時間02分37秒(2023年2月5日:第75回香川丸亀国際ハーフマラソン)
- マラソン - 2時間13分07秒(2025年2月24日:大阪マラソン2025)
関連項目
- 酒井俊幸 - 東洋大学陸上競技部長距離部門監督
- 山本修二 - 3学年先輩
- 小笹椋 - 3学年先輩
- 相澤晃 - 2学年先輩
- 今西駿介 - 2学年先輩
- 渡邉奏太 - 2学年先輩
- 西山和弥 - 1学年先輩
- 𠮷川洋次 - 1学年先輩
- 石田洸介 - 3学年後輩
参考文献
脚注
- ^ “東洋大・宮下隼人主将、最後の箱根路に思いのこもった一礼で伝えた感謝”. 4years. (2022年1月14日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “ハーフマラソンで東洋大の宮下隼人が日本人トップ 箱根5区に名乗り”. スポーツ報知 (2019年5月26日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “関東インカレ1部ハーフ 東洋大・宮下隼人が粘って日本勢トップ”. 4years. (2019年6月6日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “【箱根駅伝 5区】“山登り”は東洋大・宮下が区間新で区間賞「1つでも前の順位を目指した」”. Sponichi Annex (2020年1月2日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “東洋大・宮下隼人 山にあこがれて初の箱根駅伝、自覚と成長の5区区間賞”. 4years. (2020年1月16日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “【箱根駅伝】東洋大、シード権ぎりぎり10位…3位以内が11年連続で途切れる”. スポーツ報知 (2020年1月3日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “東洋大 屈辱10位 3人が区間新も…酒井監督「チーム全体として受け止めないと」”. Sponichi Annex (2020年1月4日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “東洋大箱根10位で途切れた「伝統」 酒井俊幸監督「一からチームを作り直す」”. 4years. (2020年1月6日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “【箱根駅伝】これぞ”山男”の意地!東洋大5区宮下が脚の痛みに耐えて2位でゴール!7年ぶり総合Vに望み”. 中日新聞Web (2021年1月2日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “東洋大「山の神」候補の宮下の力走で2位に浮上”. 日刊スポーツ (2021年1月2日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “【箱根駅伝】東洋大は総合3位 10区・清野太雅「このままで終わってはいけない」”. Sponichi Annex (2021年1月3日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “駒大13年ぶり7度目の箱根総合V、最終10区で大逆転…2位創価・3位東洋・4位青学”. 讀賣新聞オンラインで (2021年1月3日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “東洋大・宮下隼人主将 最後の箱根駅伝では「自分の区間記録を超える走りを」”. 4years. (2021年12月23日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “東洋大10位 14年ぶりに全日本大学駅伝シード失う 酒井俊幸監督「箱根駅伝に向けて立て直します」”. スポーツ報知 (2021年11月7日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “【箱根駅伝】東洋大は往路9位 宮下隼人主将5区8位に「役目が果たせず申し訳ない」”. スポーツ報知 (2022年1月2日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “第98回箱根駅伝 東洋大学・宮下隼人選手インタビュー”. 文化放送 (2022年1月2日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “【箱根駅伝】東洋大、往路9位から総合4位 石田使えなくても逆襲”. Sponichi Annex (2022年1月3日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “大型ルーキー“温存”の東洋大は不完全燃焼4位「中途半端な状態では出せない」【箱根駅伝】”. 中日新聞Web (2022年1月3日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “4位・東洋大が鉄紺の意地見せる復路2位!石田洸介は「20kmで勝負できる調子ではなかった」/箱根駅伝”. 月陸Online (2022年1月4日). 2025年8月29日閲覧。
- ^ “GMOインターネットグループ初優勝!2位ヤクルト、富士通5連覇ならず4位 コニカニミノルタがニューイヤー出場逃す/東日本実業団駅伝”. 月陸Online (2024年11月3日). 2025年8月29日閲覧。
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