孫奉

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孫奉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/01 18:21 UTC 版)

孫 奉（そん ほう、生没年不詳）は、中国三国時代の呉の皇族。揚州呉郡富春県の人^[1]。

祖父は孫策。父の孫紹が亡くなると、上虞侯の爵位を継いだ。

建衡2年（270年）、左夫人の王氏を喪った皇帝孫晧は、悲しみのあまり数ヶ月間に渡り、人前に出て来なくなった。そのために孫晧は死んだものと誤解され、孫奉か孫奮が帝位に即くという流言が流れた。これを聞いた孫晧により、孫奉・孫奮らは誅殺された^[2]。

家系図

【孫呉王朝系図】（編集）

孫鍾？

孫羌

孫賁

孫鄰

孫震

孫輔

孫歆

孫堅

孫策

孫紹

孫奉

(1)大帝孫権

宣太子孫登

孫英

孫慮

(4)末帝孫晧

(追)文帝孫和

孫謙

孫俊

魯王孫覇

孫壱

斉王孫奮

豫章王孫𩅦

(3)景帝孫休

汝南王孫𩃙

(2)廃帝孫亮

梁王孫壾

孫翊

孫松

陳王孫𠅨

孫匡

孫泰

孫秀

孫朗

孫静

孫暠

孫綽

孫綝

孫超

孫恭

孫峻

孫瑜

孫弥ほか

孫皎

孫儀ほか

孫奐

孫壱ほか

孫謙

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孫韶

孫楷

孫河

孫桓

孫異

出典

• 陳寿撰、裴松之注『三国志』巻46 呉書 孫策伝（中国語版ウィキソース）

脚注

1. ^ 『三国志』呉書 孫堅伝記載、曾祖父の孫堅の本貫。
2. ^ 『三国志』呉書 孫奮伝も参照。ただしこれを建衡2年の出来事とする孫奮伝には、孫奉が誅殺されたことまでは書かれておらず、孫策伝記載の孫奉の死亡時期は確定できない。