奥津城とは? わかりやすく解説

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おく‐つ‐き【奥つ城】

読み方:おくつき

外界から遮られ奥まった境域の意》墓所また、神道では、神霊祭ってある所。神の宮居。おきつき。

亡母(はは)の墳塋(おくつき)を訪うて」〈木下尚江良人の自白

大伴の遠つ神祖(かむおや)の—は著(しる)く標(しめ)立て人の知るべく」〈四〇九六

[補説] 「奥津城」とも書く。


奥津城

読み方:オクツキ(okutsuki)

墳墓墓室などを意味する古典的な用語。


おくつき 【奥つ城・奥津城】

日本で、墓所または神霊祀ってある所をいう。奥深い所にある境域の意。

奥津城

読み方:おくつき

  1. 墓所のことをいふ。
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奥津城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 14:34 UTC 版)

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奥津城
千葉県
別名 興津城
城郭構造 山城
天守構造 なし
築城主 佐久間氏
築城年 正嘉2年(1258年)か
主な城主 真里谷氏正木氏
廃城年 天正18年(1590年
遺構 空堀、曲輪、虎口
指定文化財 なし
位置 北緯35度08分44.1秒 東経140度15分02.6秒 / 北緯35.145583度 東経140.250722度 / 35.145583; 140.250722
地図
奥津城
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奥津城(おくつじょう)は、千葉県勝浦市興津字要害(上総国夷隅郡興津)にあった日本の城。別名興津城(おきつじょう)。

概要

伝承によれば、正嘉2年(1258年)に地元の武士である佐久間氏によって築城されたとされているが、城の実在を確認できるのは戦国時代に入ってからとされる。その後、真里谷氏正木氏の支配下に入った。

正木氏が奥津城を領したのは、天文13年(1544年)ごろとされているが、天正8年(1580年)に正木憲時里見義頼に叛旗を翻したときには、里見軍に攻められて「興津巣城計(すじろばかり)」すなわち城郭部分以外が撃破されて裸の状態になったという(『妙本寺文書』「里見義頼書状」)。その後、天正18年(1590年)の小田原征伐後に廃城になった。

外房地域の主要な湊であった興津から1km北にある丘陵の尾根の上にある。地形的には海に向かって伸びる丘陵の南端に位置しており、標高は約120m、城下があったと推定される北側の集落との高低差は30mほどである。南北400m・東西100mの規模で南側の南北100m・東西50mの方形の主郭が唯一の曲輪となっている。その東側には巨大な土塁が築かれ、北端には虎口を守るための櫓台が設けられた。城の北側には街道が、南側には興津の湊に続く尾根道があり、両者の交通を掌握するのに便があった。

参考文献

  • 千葉城郭研究会 編『図説 房総の城郭』国書刊行会、2002年。 
  • 川名登 編『図説 房総の城郭』すべてわかる 戦国大名里見氏の歴史、2000年。 


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