天体の変色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 09:30 UTC 版)
上空を舞う黄砂によって、太陽や月などの見かけの色が変わることもある。太陽は銀色になったり、周りに青い光冠(光環)を伴って青色になったりする。また、月も青色になって青い光冠を伴うことがある。 こういった現象は滅多に目にすることができない珍しい現象であるが、中国北部をはじめ日本などでも観測例がある。 この変色現象は、黄砂の粒子が太陽光の一部を遮蔽して弱め、残りを散乱することで起きる。青の変色はおもにミー散乱によるものと考えられており、同様の原理で火星の地上で観望する夕焼けは青くなる。
※この「天体の変色」の解説は、「黄砂」の解説の一部です。
「天体の変色」を含む「黄砂」の記事については、「黄砂」の概要を参照ください。
- 天体の変色のページへのリンク