大須賀美恵子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大須賀美恵子の意味・解説 

大須賀美恵子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/26 22:44 UTC 版)

大須賀 美恵子(おおすが みえこ)は、兵庫県西宮市出身の日本のロボット工学者情報学者大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部教授・初代学部長。博士(工学)東京大学)。常翔学園評議員。日本バーチャルリアリティ学会2020/2021会長[1]ヒューマンインタフェース学会8代目会長[2]。日本人間工学会理事・関西支部長。元日本生体医工学会理事。総務省情報通信審議会情報通信技術分科会研究開発・標準化戦略委員会2008専門委員[3]

主な専門は、生理心理工学人間工学ヒューマンインタフェースヒューマンロボットインタラクション知能情報学ソフトコンピューティング[4]

略歴

兵庫県立西宮高等学校卒業[5]。1979年東京大学工学部計数工学科卒業。のちに、博士(工学)(東京大学)[6]三菱電機中央研究所および先端技術総合研究所にて、ヒューマンセンシングおよびウエルネス分野の研究開発に従事[7]。1997年神戸大学大学院自然科学研究科情報メディア科学専攻客員助教授を経て、2002年大阪工業大学情報科学部情報メディア学科教授[8]。2006年同大学工学部生体医工学科(現:生命工学科)教授。2010年工学部ロボット工学科教授。2017年ロボティクス&デザイン工学部教授、初代学部長。2020年常翔学園評議員。

主な所属学会は、ヒューマンインタフェース学会、日本バーチャルリアリティ学会、日本人間工学会、日本ロボット学会IEEE-EMBSなど[9]。主な受賞は、日本人間工学会論文賞など[10]

主な著書

  • 人間工学の百科事典(共著、丸善2005、学術書)
  • 人間計測ハンドブック(共著、朝倉書店2003、学術書)
  • 車載ディスプレイのHMI(ヒューマンマシンインタフェース)と視認性,安全性向上:第6節車載情報機器利用時のドライバの認知負担評価 (共著、技術情報協会2015、学術書)
  • ドライバ状態の検出,推定技術と自動運転,運転支援システムへの応用:第2章第4節 多次元生理指標を用いた覚醒状態評価(共著、技術情報協会2016、学術書)
  • 商品開発・評価のための生理計測データ解析ノウハウ(共著、NTS2017、学術書)[11]。 

また、「メタバース進化論 - 仮想現実の荒野に芽吹く解放と創造の新世界」(バーチャル美少女ねむ著、技術評論社2022)の推薦者の一人[12]

主な研究

ロボティクスデザイン思考の対外啓蒙活動として、大阪工業大学梅田キャンパス1Fギャラリーで行われる市民研究者とのオープンな交流を目的としたサイエンスカフェ「Stream Cafe」の開催[13]、神戸市主催の都市活性化クロスメディアイベント「078KOBE ONLINE」2020での講演(テーマ:テレポーテーションアバターロボットを使った遠隔授業参加 – テレロボ教育の可能性)[14]、日本工学教育協会主催の「イノベーションのための工学教育イノベーション」2017でデザイン思考教育についてのパネルディスカッションに参加している[15]。また、高校生向けの「大阪サイエンスデイ」&「科学の甲子園」大阪府大会での基調講演など、高大接続・オープンイノベーションを積極的に推進し、“すべての人に開かれたキャンパス”の実現に取り組んでいる[16][17]。大学間研究室交流として大阪工業大学と芝浦工業大学との「二工大合同HI研究会」2018/2019/2020を開催している[18]

脚注


先代
岩田洋夫
日本バーチャルリアリティ学会会長
2020年 - 2022年
次代
竹村治雄



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  大須賀美恵子のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大須賀美恵子」の関連用語

大須賀美恵子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大須賀美恵子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大須賀美恵子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS